2023/09/12
SFA（SalesForceAutomation）は、日本語圏では営業支援システムと翻訳されているビジネス業界の概念・ツールのことを指します。企業など事業団体における営業部門の情報の共有や、定型業務を自動化するのが主な役割です。またSFA（SalesForceAutomation）では、営業活動で得られた顧客情報や社員の行動履歴など全般的にデータ化して、それらを蓄積および分析して部門ひいては全体が成長するための仕組みとなっています。なおSFA（SalesForceAutomation）という概念が誕生したのは1990年代のアメリカであり、現在ではそれを実現するツールを指すことの方が多いです。
この概念が誕生した背景には長引く不況、それに伴う市場の縮小に加えて労働力の減少が挙げられます。従来の人海戦術、長年の勘といった体当たりの営業スタイルから科学の力を活かしたスタイルへと変革が求められたのが誕生のきっかけです。営業活動を可視化して自分の部門はもちろん他の部署にもスムーズな共有を促して、他の部門同士の連携も高まるのはメリットです。自動化によって効率がアップした結果、優秀な社員がコア業務に多くの時間を割けるようになったりと、間接的に企業の成長に貢献します。
営業部門の課題点を洗い出して、それらを1つずつ改善していくのは企業の直接的な成長へと繋がります。導入前に運用する上でのビジョンをしっかりと練っておき、効率良く使っていくことが大切です。
